CONSTRUCT
スバル車バッテリー交換時の設定方法一覧
最新の車両では、記憶が消去されないように工夫されておりますが、バックアップ電源を使用しないでバッテリーターミナルのマイナス端子を外した場合は、パワーウィンドウ等の初期設定が必要になります。これは、AUTO作動・挟み込み防止機能等が付いている車両でウインドウガラスの位置を記憶しており、電源を外すとその記憶が消去され動作に不具合がでます。他の部位でも同様に記憶が消去されてしまいます。
★注意)一覧表にP/W初期設定と記載が無くても、パワーウインドウ等の操作に不具合がある場合は初期化設定等を行う必要がありますのでご注意ください。また、OEM車の場合は、供給元を参照して下さい。
1パワーウィンドウ(P/W)
WRX STi/WRX S4以外の場合
■ 初期化設定の手順
- P/WスイッチをDOWN操作してウインドウを全開※にする。
- P/WスイッチをUP操作してウインドウを全閉停止後、さらに1~3秒間保持する。
※半開でOKの車両も有り。
※OEM車は、供給元のメーカーを参照してください。
■ 挟み込み防止機能点検
- ガラスを全開にする。
- 木片等を全閉位置付近に設置する。
- オートUPでガラスを全閉作動させる。
- 木片等を挟み込まず反転下降する事を確認する。
- 反転下降中にパワーウインドウのメインS/Wを操作しても上昇しない事を確認する。
WRX STi/WRX S4の場
リセット操作A
- 運転席に座りドアを閉める。
- イグニッションS/WをONにする。
- P/WのメインS/Wを操作し、ウィンドを半開にする。
- P/WスイッチをUP操作してウインドウを全閉停止後、1秒間保持する。
- P/WスイッチをオートDOWNに操作し、正常に全開するか点検する。
参考:正常に全開にならない場合は、「リセット操作A」の手順を再度行う。
リセット操作B
- 運転席に座りドアを閉める。
- イグニッションS/WをONにする。
注意:イグニッション S/WをOFFにしてから次にONにするまでの作業を30秒以内で行うこと。
- P/WのメインS/Wを「オートアップ」(スイッチを一杯に引いた状態)にしてそのまま保持し、ウィンドゥが上昇中、全閉になる直前にイグニッションS/WをOFFにする。P/WのメインS/Wはそのまま保持し続けウィンドゥを全閉にする。
- P/WのメインS/Wを「オートダウン」(スイッチを一杯に押した状態)にしてそのまま保持し、ウィンドゥが下降中、全開になる直前にイグニッションS/WをONにする。P/WのメインS/Wはそのまま保持し続けウィンドゥを全開にする。
- 各P/WのS/Wにて「リセット操作A」を行う。
- 「オートアップ」「オートダウン」操作を行い正常に作動するか点検する。
注意:正常に全開全閉にならない場合は、イグニッション S/WをOFFにしてから次にONにするまでの作業「リセット操作B」を再度行う。
2ナビゲーション関係(リヤビューカメラ)
バッテリーのマイナス端子を接続し、セレクトレバーを「R」レンジにシフトすると、下記表示がリヤビューカメラ画像の上に表示されるが、必ず「いいえ」を選択すること。
このナビを以前使用されていた車から新しい車へのせかえされましたか?
はいいいえ
3パワーリヤゲートシステム
- 手動で半ドア状態にする。
- オークロージャーが作動しロックすることを確認する。
- システムが作動するか確認する。
※リヤゲートを閉めたままバッテリを外した場合は、上記作業は不要。
4ステアリングロックシステム(キーレスアクセス)
エンジンが始動しない場合は、ステアリングロックの初期化を行う。
1.ステアリングロックの初期化
- シフトレバーをMT車 ニュートラル、MT車以外 パーキングにする。
- イグニッションスイッチOFFの状態で運転席ドアスイッチのON/OFFを行う。
- 10秒間待つ。
- 運転席シート上にアクセスキーを置く。
- ブレーキペダル(MTモデル以外)またはクラッチペダル(MTモデル)を踏込んでプッシュエンジンスイッチを押す。
5スマートアシスト(舵角センサの初期化)
舵角中点の初期設定は、しばらく走行することで完了する。
下記の要領でも完了する。
ローラ設備を使用する場合。(四輪が同期して作動するタイプ)
- 車速約 65km/h以上で、約20秒以上走行する。
実際の走行で完了させる場合。
- “IG OFF”状態から“IG ON”(エンジン始動)にする。
- ステアリングを左右いずれかの方向へ10°以上操作し、中点(直進位置)に戻す。
- Dレンジにして、メータ指示で10km/h以上まで加速する。
- ブレーキを踏み、一旦停止する。
- ステアリングをほぼ中点に保った状態で、かつメーター指示で40km/h以上まで加速する。
- メーター指示で 40km/h以上に到達後、その状態を5秒以上継続する。
※手順1~6の間は“IG OFF”しない。
※手順2終了後から手順5開始前まではステアリングを切っても問題ない。
※手順4終了後から手順5開始前までは、何回走行・停止を繰り返しても問題ない。
6電子スロットルシステム
イグニッションスイッチをONにして10秒以上経過してから始動する。
7エンジン制御システム
電気負荷無しの状態で、完全暖機(ラジエーターファンが2回以上回る)するまで、アイドル放置を実施。


Copyright © 2018 ENEOS TRADING COMPANY LIMITED All Rights Reserved.