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スズキ車バッテリー交換時の設定方法一覧
最新の車両では、記憶が消去されないように工夫されておりますが、バックアップ電源を使用しないでバッテリーターミナルのマイナス端子を外した場合は、パワーウィンドウ等の初期設定が必要になります。これは、AUTO作動・挟み込み防止機能等が付いている車両でウインドウガラスの位置を記憶しており、電源を外すとその記憶が消去され動作に不具合がでます。他の部位でも同様に記憶が消去されてしまいます。
★注意)一覧表にP/W初期設定と記載が無くても、パワーウインドウ等の操作に不具合がある場合は初期化設定等を行う必要がありますのでご注意ください。また、OEM車の場合は、供給元を参照して下さい。
1パワーウィンドウ(P/W)
■ 初期化設定の手順
- P/WスイッチをDOWN操作してウインドウを全開にする。
- P/WスイッチをUP操作してウインドウを全閉停止後、さらに2秒間保持する。
■ 挟み込み防止機能点
- ガラスを全開にする。
- 木片等を全閉位置付近に設置する。
- オートUPでガラスを全閉作動させる。
- 木片等を挟み込まず反転下降する事を確認する。
- 反転下降中にパワーウインドウのメインS/Wを操作しても上昇しない事を確認する。
2パワー スライド ドア(S/D)
- スライドドアを手動で全閉にする。
※スライドドアを閉じたままバッテリーを外した場合は不要。
3オート スライドドア(S/D)
- オートスライドドア開閉スイッチ、又はオートスライドドアワンタッチ開閉スイッチを操作し、オート開機能を作動させる。
(未初期化状態では、スライドドア位置に関わらず、最初は開作動を行う) - スライドドア全開位置にて停止後、オートスライドドア開閉スイッチ、又はオートスライドドアワンタッチ開閉スイッチを操作し、オート閉機能を作動させる。
- 作動中の異音、又は誤作動の有無を確認する。
- オートスライドドアブザーの作動を確認する。
4昇降シート位置学習
- 前後スライドSW(後退)を操作して作動が停止するまで移動させる。(ブザーが0.1秒×2回吹鳴する。)
- シートが正常作動するか確認する。
5パワーリフト
- 昇降用スイッチを格納側に操作して「ピピッ」と音がするまでシートを動かす。
- シートが正常に動作するか確認する。
6ESP等(ステアリング角センサ)
● ESP(エレクトロニック スタビリティ プログラム)
- ホイールスピンしないように、平坦な道路を車速15km/h以上で数秒間直進走行する。(EPS作動表示灯の点滅が消灯。)
● コーナーリング ランプ
- 車速15km/h~25km/hで約5秒間平坦な道路を直進走行する。
7スロットル学習
● ワゴンR(MH21/CVT NA)18.9~
- IGスイッチON→OFFする。(エンジンは始動しない。)
- IGスイッチをOFFの状態を15秒以上保持する。
● 上記以外
- IGスイッチをONにして5秒間※待つ。
(エンジンは始動しない。)
※エスクード(TDA4/TDB4),スイフト(ZC72/ZD72),イグニス,バレーノは、1分以上保持する。
8補助電源モジュール(リチウムイオンバッテリ)学習
● スイフト ハイブリッド
● ソリオ ハイブリッド
- 平らな場所に車両を置き、エンジンを始動する。
- セレクトレバーをNレンジ、走行モードをECOモードにし、エアコンをOFFにする。
- しばらくして、エンジン自動停止することを確認する。
- エンジン自動停止のまま、ヘッドランプ(ロービーム)を1分間点灯させる。
- ヘッドランプを消灯し、セレクトレバーをDレンジにする。
- ブレーキペダルから足を離し、アクセルを踏込んでエンジンを再始動させ、エンジンによる走行を5秒間行う。
- 一旦停車し、再びブレーキペダルから足を離し、車速5km/h以上でEV走行することを確認する。
EV走行で車速が5 km/h以上にならない場合は、手順4~7を再度実施する。
9ブレーキストローク量の0点
● ワゴンR(S-エネチャージ)
● ハスラー(S-エネチャージ)
- イグニッションONかつブレーキペダル解放状態を5秒以上保持し、ECMに0点を記憶する。
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